メンバー:L山崎・中村・小島・村松光芳・市川・中地・渡辺
御岳山はもともと好きな山だったが、今回初めて大岳山まで足を伸ばすことになった。最初は奥多摩駅から岩場を通って御岳山までのルート等を考えたが、時間がかかりすぎることを考慮し、滝本駅からケーブルカーを使って往復することになった。また20日が雨予報だったため、急遽21日に変更したので1名参加できなくなってしまったのが残念だった。
毎日のように天気予報がコロコロと変わり、気を揉む中、当日朝は予想よりも曇りがちだった。参加メンバーのうち5名は予定通り八王子駅に、Mさんと1名は車で滝本駅に8時に集合した。御岳駅に着くと、バス停はすでに長蛇の列で臨時のバスはなく、乗れるかどうか心配したが、なんとか乗り込むことができた。御岳山駅から舗装路をゆっくりと、幻想的な霧の中を歩いていくと、清々しく気持ちが和む。Nさんは、トレーニングを兼ねて15kgの重そうなザックを背負って先頭を歩く。御岳神社の階段前で、皆と離れた場合は復路の何処で待ち合わせするか、Mさんと何カ所か候補地を決めて、ここで別れた。
奥の院を過ぎて、新緑が眩しい山道を歩き鍋割山の山頂につく。大岳山荘跡を過ぎ、最後の登りに備え、Mさんから頂いたお手製のラスクをいただきながら小休止する。急な岩場で、すれ違いも俄然多くなり気をつかったが、順調に山頂に到着した。残念ながら眺望はほとんどなく、山頂写真も撮れないほど人が多かった為、先に皆でゆっくりと昼食をとった。そうしている間にもどんどん登山者が増えてきて、引きあげる頃には、座り場所を確保するため、他のグループが私たちの後で待機しているほどだった。
往路は、ロックガーデンを通らずに、鍋割山分岐から長尾平展望台へ向かい、奥の院まで往復して長尾茶屋で待っていたMさんと無事に合流した。これで全行程のうち約一時間半が短縮になった。その後、お天気が晴れてきて、奥多摩の山並みがくっきりと見え始め、希望者のみ、長尾平の先まで歩いて眺望やヤマツツジを楽しんだあと、武蔵御嶽神社にお参りした。神社を守るのは、獅子や狛犬ではなく、迫力あるニホンオオカミ。『日本武尊が東征の際、御岳山で道に迷われたときに、忽然と白狼が現れ、西北へ尊を導いた。尊は白狼に「大口真神(おおくちまがみ)としてこの御嶽山に留まり、すべての魔物を退治せよ」と仰せられた。』以後、大口真神は魔除け、難除けの神として広く知られ、「おいぬ様」とお呼びするようになったそうです。
御嶽神社で愛犬のお祓いをしてもらうようになった由来は、改めて興味深く感じられました。帰りは全員、Mさんの車で最寄りの駅などに送っていただきました。参加された皆様、おかげさまで楽しい山行になりました。有難うございました。
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コースタイム
JR八王子駅午前6時15分集合→ 6:21八王子駅発ー6:31立川6:35ー7:06青梅7:07ー7:27御嶽~徒歩3分~7:30御岳駅7:38-西東京バス-7:48ケーブル下駅~徒歩3分~7:51滝本駅08:10 滝本駅 ~ケーブル~ 08:13 御岳山駅 御岳山駅08:27→08:30富士峰08:34御岳ビジターセンター→08:55長尾平分岐08:55 →09:45奥の院09:47→10:13鍋割山10:13→10:25鍋割山分岐10:26→10:57大岳山荘跡11:17 11:18大岳神社11:19→11:32大岳山12:21→12:31大岳神社12:34→12:35大岳山荘跡12:42 13:06鍋割山分岐13:07→13:12芥場峠13:12→13:26綾広の滝13:27→13:59長尾平分岐13:59→14:10長尾平展望台14:17→14:24長尾平分岐14:24→14:36御岳山14:47→15:00御岳ビジターセンター15:01→15:10御岳山駅
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