7月山行 相山協70周年記念登山 A隊大雪山縦走

メンバー:参加者 L井山みつ子(山路)  SL市川栄子(山びこ)

記録 鮎川真澄(山路)・村松千鶴子(ケルン)

写真 小林ふくえ(山路)・市川喜久夫(ケルン)

会計 岩澤幸子(山びこ)

荷物配送 中根加奈子(山びこ)・後藤とも江(山びこ)・山崎由佳里(ケルン)

1日目 7月14日(金)移動日 晴れ 相模原駅前6:55-相模大野7:35-9:00羽田空港11:25-12:55旭川空港13:25-14:15ザ・ビッツで買い物14:55-旭川温泉大雪山白樺荘15:55 泊

 旭川空港通路ではたくさんの"ひまわり"の出迎えを受けて、これからの登山が明るく楽しいものになれるよう願う。スーパーザ・ビッツで行動食の買い物でバスから降りる。日差しは強いが日陰は爽やかだった。白樺荘では女性全員が離れのようになっているロッヂ風で、まるで山小屋の雰囲気のような部屋だった。

2日目 7月15日(土)大雪山縦走 雨・曇り・風  白樺荘5:55-6:00旭岳ロープウエイ駅6:15-6:25姿見駅6:45→姿見登山口  7:00→姿見の池7:25→6合目8:00→休憩8:45→9:40旭岳10:10→雪渓終了  11:10→間宮岳11:25→中岳分岐12:00→12:10衣服調節・行動食12:25→中岳→北鎮岳肩の分岐12:40→御鉢平展望台13:40→14:30黒岳石室15:00→15:30黒岳15:45→7合目リフト17:10-5合目ロープウエイ17:40-層雲峡駅17:45→層雲峡温泉マウントビューホテル18:00 泊

残念ながら朝からの雨模様・・・。姿見駅の気温は13.7℃雨も降り出したので全員カッパを着用しての登山開始となってしまった。A隊・B隊合同の記念写真を撮ってから各隊のペースで出発をする。 雨は時々止むが、風もつよくなったりでカッパの帽子を外す間がない。しかし、チングルマ・エゾノツガザクラ・ハクサンチドリ・エゾコザクラなどのたくさんの花々に感激して写真を撮りながら、景色も十分楽しむことができた。 中岳辺りから風も強くなり、リーダー・サブリーダーより低体温症・耐風姿勢の指導があった。早め早めの要注意の指導を本当にありがたく思う。 お花畑、硫黄が漂う雲ノ平に壮大な北海道大雪山を満喫し、ようやく黒岳石室に到着。 トイレ、行動食で30分の休憩。 黒岳の石段を登り始めてしばらくして、小枝で食事中のシマリスに出会う。みんなが写真撮影の間、動かないでお口をモグモグ・・・可愛い?黒岳は雲の中で視界がなく強風。記念の写真を近くにいた青年に快くシャッターを押していただいた。黒岳からの急な歩き難い登山道を慎重に下りようやく7合目リフト駅に到着をした。 記録 村松千鶴子 

7月16日(日) 大雪高原温泉沼巡り 行程時間:層雲峡温泉マウントビューホテル8:00-ヒグマ情報センター9:00-レクチャー9:30~11:15緑沼11:45~13:00ヒグマ情報センター-三国峠14:30~タウシュベツ川橋梁展望台15:20~糠平温泉16:00

今日は、バイキングの朝食をゆっくりいただき、ホテル出発。1時間ほどで大雪高原温泉に到着し、ヒグマ情報センターでクマに関するレクチャーを受けた後、温泉に入るためにやってきたB隊に見送られ、沼巡りに出発。ぬかるんだ道だが花も多い。途中大きなクマの足跡や、水芭蕉の茎を食べた食痕が多く見られ、クマの生活圏に入り込んでいることを実感する。道は、危険箇所がわかりやすく示されてあり、センターの管理が行き届いていると感じた。 沼巡りコースの半分以上は子連れのクマが出没しているため、緑沼までの往復となった。緑沼ではトムラウシ隊が縦走するはずだった高根ヶ原の稜線を眺めながらゆっくりと休憩をとった。沼に映る木々が美しい。温泉がまだ開かないため、急きょやってきたB隊も到着し、写真撮影。北大クマ研のグループやセンターのスタッフなど、たくさんの人で賑わっていた。今の季節は高根ヶ原の斜面でクマが目撃されることも多いらしいが、この日は会うことはできなかった。 元来た道を戻り、バスでタウシュベツ川橋梁展望台へ。糠平湖の干上がった湖面にかかる橋は幻想的で、皆感激していた。

7月17日(月) 東大雪白雲山ハイキング 行程時間:糠平温泉糠平館観光ホテル6:30-白雲橋駐車場7:40~9:40白雲山10:20~白雲山・天望山コル11:15~天望山登山口11:45~白雲橋駐車場12:20-トムラウシ温泉14:30

前日夜に、天望山はヤブが深く危険ということで、白雲山のみの行程に決まった。然別湖畔の登山口に着くと、湖の中に舟を移動させるための線路のようなものが見えた。 登りはじめは風が無くて蒸し暑く、汗がふきだす。たまらず休憩すると、みな4日間持ち歩いていたうちわやせんすを出し、やっと出番が来たとあおいでいた。急登を登り終えなだらかな道に入ると、ダケカンバの林にガスがたちこめ幻想的な風景が見られた。 大きな岩が積み重なる所を両手を使ってよじ登ると白雲山頂上。せまい頂上だが何とか全員で記念撮影していると、雲が切れて然別湖が姿を現した。千葉から来たという人が、クマ騒ぎでトムラウシ縦走ができなかったため、白雲岳と似た名前の白雲山に来た、と話していた。 下りも急で、白雲山というふわっとした名前のわりには緊張する山だと思った。天望山とのコルまで下りてほっとひと息。その後は然別湖の美しい湖面を右手に眺めながら湖畔の森を歩いてバスの待つ駐車場に着いた。

7月18日(火) 行程時間:トムラウシ温泉東大雪荘8:30-10:15道の駅おとふけ11:15-帯広はげ天(昼食)12:10-12:45帯広空港14:30-羽田空港16:30-相模原駅18:30

記録 鮎川 眞澄 

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コースタイム

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