メンバー:小島利久、村松千、中村(車)、西塔、市川、山崎、渡辺、村松光(車)
10/16
晴れのち曇り 橋本駅北口に集合し車2台に分乗、定刻に出発する。途中八ケ岳PAで休憩、順調に走り3時間余りでロ-プウエイ駅に到着、白樺の立つ広い駐車場に車を停めた。ロープウエイは標高差473mを10分で2.233mの高所に運んでくれる。支度をし、まずは自然の造り出した庭園、坪庭の遊歩道を散策し横岳登山口でミツヨシさんと別れる。急登の後、横岳ヒュッテの脇にザックをデポし最初の池、七つ池を往復する。水面が日に反射して良く光る。小屋の横のベンチで昼食を摂るころ、空模様が変わりガスが湧き冷たい風が吹き出す。僅かな登りで横岳山頂へ、ガスが巻き展望なし。北峰から北側の斜面を下りること1時間余で亀甲池に着く。湖岸が干上がり置き石のように岩が点在、水が少ない。天祥寺原分岐の導標から笹を分け右手に亀甲池を眺めつつ樹林の中ゆるく登って行く。あたりは苔むした林床の深い原生林だ。小さく乗越し、すべりやすい道を下って行くと木の間に水面が望まれ雌池の西岸に出る。先の二つの池より格段に大きく、山の端の黒い林と残照の空を映して静かに水を湛えている。双子池ヒュッテで投宿手続きをする間に山の寒さが身にしみて来た。Nさん今夜は指定地でテント泊をするので、手続きをして一人岸辺に向かって行った。実は我々もテントの中で寝る事になるのだが。新型コロナ感染症対策の為、大部屋には一人用のテントが隙間なく張られていた。真新しいM社製で宿泊客は快適に就寝出来ました。
10/17
雨のち晴れ 雨池には古くから河童が住むと言われてきたらしい。白駒池の白駒荘の主人、辰野廣吉さんは、それはウソでは無くはっきり見たと東京新聞出版「山小屋の主人の炉端話」の中で、言っている。それで30年前(1990年頃か)に見た後消えてしまったという事だ。奥深い山中の池の周りにも人工の開発が迫り、その為、池の水が干上がる事もあり河童も消えてしまったと嘆いている。それで雨池に行ってみたいと思っていた。 昨夜から雨、上がるのは午後と予想され、朝のミ-ティングで本日の行程を半減する事に決める。雨具を着け少し遅く小屋を後にする。予定の林道は閉鎖されて、導標に従い大石川からの林道を東進する。途中、雨池近道の看板を観たが藪が濃く避ける。しばらく下り、また指導標により林道の右手、山の斜面を登りだす。尾根上となり樹林帯の笹藪の中、踏み跡もしっかり道は続いている。下りとなり雨池の北端にポンと飛出した。大きさは雌池より大きく水量も豊富、紅葉も終わった今雨霞にけぶる雨池はさびしい雰囲気でした。その後、雨池峠を越え縞枯山荘のスト-ブを囲みコーヒ-を飲んで休憩。雨も上がり元気の出た我々は山頂駅からロ-プウエイを使わず、下まで下りた。駐車場で田村山荘に泊まったミツヨシさんと合流、蓼科共同浴場で入浴し無事に相模原に戻りました。Nさんミツヨシさん運転お疲れさまでした。
コースタイム
10/16
橋本駅北口7:00発 中央高速道・相模湖IC⇒八ケ岳PA⇒諏訪IC⇒北八ケ岳ロ-プウエイ駅10:15~10:40山頂駅10:50→横岳ヒュッテ11:55→七つ池12:00~12:10→横岳ヒュッテ(昼食)→北横岳12:45→亀甲池14:10~14:30→双子池15:10→双子池ヒュッテ15:30(宿泊)
10/17
双子池ヒュッテ7:20→雨池9:10~9:30→雨池峠登り口10:00→雨池峠10:35→縞枯山荘10:45~11:20→北八ケ岳ロープウエイ山頂駅11:30~11:50→スキ-場登山道→山麓駅13:30⇒蓼科温泉共同浴場⇒中央高速道・諏訪南IC⇒相模湖IC⇒相模原
2021年度山行報告へ