メンバー:田中、中村、谷井、市川、山崎、渡辺
11/20
秦野駅からヤビツ峠行きのバス7:20発はコロナ感染者が徐々に落ち着き様々な制限が緩和されつつある中、休日の紅葉日和のせいか、行列のできるバス停を臨時便も含めて3台のバスを連ねた。
天気も良くヤビツ峠登山口から順調に二ノ塔、三の塔まで来ると展望がぐっとよくなる。大山もどっしりとした姿で見守ってくれ、富士山は白い衣を纏った女神様のように美しかった。さらに烏尾山の避難小屋を過ぎて間もなく、行者ヶ岳の鎖場に出会う。なんと大渋滞。前方から歩いてくる男性から30分かかると聞かされ大げさと思っていたがまんざら嘘ではなかった。大した鎖でもないのに2か所をやり過ごし新大日で昼食をとる。次の塔ノ岳は大倉方面から上がってくる登山者もあってかなり賑わっていた。青空の下で富士山の眺めは格別だ。記念撮影が済んだら出発。日高を過ぎるとだんだん疲れが溜まり上りが辛くなる。
高度を上げながら、時々尾根伝いに木段がはるかかなたまで続いているのが見えると重圧感で歩みも遅くなり休憩が待ち遠しく感じるようになる。漸く竜ケ馬場の眺めの良いところに到着。ここからの大山と富士山の眺めも素晴らしい。あと30分で本日の目的地丹沢山みやま山荘に着くはずなのにペースはさらにダウン。寄る年波にはかないません。15:00深山山荘到着。
深山山荘は新しくて、小ざっぱりした小屋で2階に上がるや否や天井に思いっきり頭をぶつけて痛い目にあったのは私だけではなかった。夕方になって富士山の肩に日が落ちていくのを眺めると山並みが日本画のように美しく今日1日の終わりの充実感味わうことができた。
11/21
朝食が6:30とやや遅めだったが出発を早め7:00にした。霜が降りて寒く、曇り空を気にしながら蛭ヶ岳へと向かう。それでもここまで上がってくると景色は雄大で蛭ヶ岳までの稜線に向かって延々と階段が続いている様や崖崩れを起こした谷を見下ろすと、足がすくみがちだ。晴れていたならなおさら素晴らしかっただろうと思うと残念だった。相変わらずきつい登りの中、不動の嶺の手前でメンバーの一人が離脱宣言され、一人ゆっくり丹沢山から塔の岳まで引き返し、そこで待つということになった。それなので残り5人になった。景色は一段と雄大さを増し、山の険しさを感じる岩場を通過し漸く8:50蛭ヶ岳に到着。ガスの中であった。もう二度と来られないかもしれないと思いながらも無事に目的地に着いた喜びを皆であじわう。そしてピストンで丹沢山から彼女の待っている塔の岳へ戻る。1時間半近く寒い中を待ってくれたことに感謝です。溌剌とした顔を見てなお安心した。笑いながら「お先にどうぞ」が合言葉ですと大倉尾根をひたすら下り誰もが嫌がる階段の洗礼に辟易しながらも麓のもみじの紅葉を眺めて心慰められ大倉バス停にたどりついた。今年の忘年山行完了。 よく頑張りました。
コースタイム
11/20
ヤビツ峠登山口 8:40
富士見山荘 9:40
二ノ塔
三ノ塔 10:05
烏尾山 10:38
行者が岳11:04
新大日 12:22
塔ノ岳 13:22
日高 14:05
竜ケ馬場14:21
丹沢山 15:00
11/21
深山山荘 7:00
不動の嶺 7:40
棚沢の頭
鬼ヶ岩 8:17
蛭ヶ岳 8:51
棚沢の頭
丹沢山 10:50
竜ケ馬場 11:23
塔ノ岳 12:13
金冷シ花立 13:00
堀山の家 13:58
駒止茶屋、見晴らし茶屋
大倉 14:00
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