メンバー:小島・村松(千)・高橋・黒川・中村・西塔・市川・山崎・渡辺
今回歩いたルート地図です
9月5日
先の見えない新型コロナウイルス感染症と九州に接近する台風と、気がかりを抱え橋本駅に集合、皆揃う内いつものように気を取り直し、二台の車に分乗浮き立つ気持ちで9:00予定時刻に発つ。
甲府からの山は雲に隠れ見えない。途中諏訪南SAで休憩。安曇野ICで高速道を下り街道沿いの蕎麦屋に寄り昼飯にする。
順調に白馬ゴンドラ駅駐車場に着く。ゴンドラ、リフトと乗り継ぎ労せずして1830mの八方池山荘の客となる。
遠見尾根上部、鹿島、五竜は雲間で見えず、夏の草花を探し付近を散策した後は、小屋のテラスでビ-ルを飲みながら夕食の時間までゆっくり過ごす。
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9月6日
4:00起床、雨が窓を叩いている。早立ちをするため朝飯を取らず雨具ヘッドランプを身につけ小屋を出る。
腹式呼吸で息を整え登る。風は在るが幸い小雨程度、第三ケルンに着く頃はガスの中、雨も上がりすっかり明るくなる。
期待した展望はない、八方池池畔に下りるメンバ-もいたが小屋で用意した弁当で朝食にする。
「池の水面に映る白馬三山と不帰ノ嶮の景観は思わずカメラを構えてしまうほど美しい」とはガイドブックの文面だが今日は本当に残念である。
結局一日中さしたる展望に恵まれない中黙々と歩くことになる。下ノ樺、上ノ樺と樹林帯を登り雪渓に出て一休み。
丸山を過ぎると牛首から続く稜線が見えた。ガスの切れ間に覗く岩山は迫力が有る。鎖場を乗り越え岩陰にザックをデポし空身で唐松岳を往復する。
風雨を避け小屋で休もうとしたが敢え無く断られる。
牛首の通過は鎖の連続するトラバ-スで時間をかけ慎重に下る。足元は削ぎ落ちていて高度感満点。
風化した赤茶けた岩は脆く崩れそうで三点確保を確実にする。全員無事通過しほっと一息付く。
以後黙々と歩き、最後の白岳の登りでようやく遠見尾根の分岐に達し、間も無く小屋の赤い屋根が見え今日の行程を終えた。
黒川、中村、市川の三君は、五竜岳山頂を往復した。夕食のカレ-ライスは美味しかった。
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9/7
4:00起床朝食5:00、雨風激しく五竜岳登頂は中止とする。朝食を十分とり、完全武装で小屋を出る。白岳を越えるまでは風が強かった。鎖のある岩場が2箇所程、あとは樹林帯の尾根を単調に下る。八方尾根に比べると登りは大分キツイと思われる。晴れていれば鹿島槍ヶ岳の北壁が望まれる所。アルプス平は高山植物園に整備され、雪の季節はスキ-のゲレンデとなるのか人工的。八方の湯で入浴と昼食を済ませ、道の駅に寄り道ち後、一路遠い家路に就く。
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コースタイム
9/5
橋本駅北口9:00=中央高速道?安曇野IC=白馬八方ゴンドラ駐車場13:45=ゴンドラリフト駅14:10=うさぎ平駅~八方池山荘14:40(宿泊)
9/6
八方池山荘4:25~八方池5:20~扇雪渓6:50~丸山ケルン7:30~2554m付近8:00~唐松岳9:25~唐松頂上山荘10:00→牛首通過11:00~大黒岳12:40~五竜山荘13:50
五竜岳往復(3名)五竜山荘14:15~五竜岳頂上15:10~五竜山荘16:20
9/7
五竜山荘6:00~白岳6:15~西遠見の池7:30~大遠見山8:30~小遠見山9:30~アルプスだいらテレキャビン駅10:55=五竜とおみ駅11:30