メンバー:高橋・村松(千)・野澤・大石・黒川・中村・須藤・西塔
7/16 バニラエアー成田空港発9:15 新千歳空港11:00着 10人乗りのレンタカーにて富良野郊外の吹上温泉保養センター白銀荘へここで連泊
7/17 白銀荘から十勝岳登山 白銀荘に戻り宿泊
7/18 白銀荘から富良野岳登山口へ行き富良野岳登山 下山後は旭岳登山口の東川町青少年野営場にて幕営
7/19 旭岳から黒岳へ縦走 車は回送サービスにて層雲峡温泉へ
7/20 休養日 旭山動物園を見学してから翌日の雌阿寒岳登山に向けて阿寒湖温泉の民宿へ移動
7/21 阿寒湖から雌阿寒岳登山口に車で移動後に雌阿寒岳登山 下山後はトムラウシ温泉へ移動
7/22 雨天の為トムラウシ登山を中止、羊蹄山に目標を変更しニセコの半月湖野営場へ移動ここで幕営
7/23 羊蹄山登山 下山後は半月湖野営場にて幕営
7/24 幕営地からニセコアンヌプリスキー場へ移動しニセコアンヌプリ登山 下山後は千歳へ移動しレンタカー返却
7/25 バニラエアー新千歳空港発10:20 成田空港11:55着
3時起床。夜遅く雨が降った模様。4時10分過ぎ、外はもう明るいが、湿り気味の曇り空の中で出発。 登山入口脇に十勝岳爆発記念石碑がある。大正15年5月24日突然のことだそうだ。途中渡渉が一回 過ぎるとエゾ松の森林帯に変わり、イソツツジやイワブクロ、マルバシモツケが黒い火山岩の間からたくさんの 水滴をつけて我々を迎えてくれる。泥流分岐までは1時間程。ここでウインナーとハムチーズの入ったケルン定番の ロールサンドで朝食にする。
白金温泉からのコースと合流する雲ノ平分岐からは新火口の噴煙がもくもくと活動しているさまが見える。 さらに歩くと十勝岳避難小屋到着、雨は止んでいるが視界は良くない。ここはトイレも水もない。休憩をはさんで 硫黄の臭いを嗅ぎながら昭和火口まで進む。ここから先、植物は生息していない。泥流の登りは岩がゴロゴロして いて登りづらい、この辺から風が少し強くなり、左脇の深い窪みには残雪も見える。
休憩をはさみ十勝岳頂上へと進むがなかなか着かない。前十勝を右に見るが、現在活動中で立ち入り禁止ロープ が張ってある。また休憩を入れて十勝岳に登頂したころにはあたりは真っ白で何も見えなくなってしまった。
生憎眺望もないし、時間も押していたので美瑛岳には回らないで、往路を下りた。 九条武子歌碑と往路で見つからなかった岡本三男の碑を探しながら歩いた。前者は浄土真宗大谷派の住職の娘らしい。 泥流噴火を嘆いた歌を詠んだ歌人とのこと。後者は白銀荘の建築設計に尽力した人らしい。登山家でもあるらしい。 若くして沖縄の戦場でなくなっていると彫られていた。白銀荘到着午後1時30分。水場で靴を洗った。"ここで水 は飲まないよ。ビールのために!"と誰かの声はなぜか素直に納得できる。
温泉に入り、ビールでお疲れさま。今日の夕食はジンギスカンです! きのう、上富良野で地元の人に教えて もらっていい肉を手に入れた。野菜と一緒に皆でワイワイ食べるのは最高に美味しい!至福の時間だった。
コースタイム
白銀荘4:10~泥流分岐上(朝食)5:05~避難小屋6:05~昭和噴火口7:30~前十勝噴煙見える8:00
~9:10十勝岳9:40~昭和噴火口10:40~避難小屋11:40(昼食)~白銀荘13:30
十勝岳登山のルート地図です
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昨夜の予報に反して、早朝からしっかりと降っています。今日も3時起床の4時出発。登山口までは車で移動。 登山口まで来ると雨が止んだ。
スパッツと上合羽を身に着け、4時30分出発。途中三段山分岐で雪渓の残る小川を渡渉し、団体ツアーと前後 しながら1時間半程で大きな丸岩が露出した沢地、上ホロカメトック分岐まで進んだ。ここで朝食を摂っていると雨 が強くなってきた。皆慌てて合羽のズボンを身に着ける。
富良野分岐までの1時間半の間は道幅の狭い緩いアップダウンの道が続く。道の両側にクリーム色のウコンウツギ がちょうど見ごろだ。ウサギギク、ピンクのエゾコザクラ、小さな青色のヒメクワガタソウも可憐に咲いている。 富良野岳分岐まで上がってく途中の岩場でナキウサギに出遭うことができた。
これから先は、背の高い木はなくなり、更にたくさんの高山植物たちが手に取るように観賞できる。疲れも忘れる ほどに。エゾリスのお出迎えも。チングルマ、ハクサンイチゲ、ツガザクラ、赤紫色のエゾツツジもつぼみを大きく 膨らませている。分岐から1時間余りで富良野岳登頂。本日も濃霧であたりは真っ白。お天気が良ければ、富良野町 一帯や十勝岳縦走路が手に取るように見られたことだろう。分岐まで下り、ここで周回組と往路下山組に分かれる。
雨も止み、薄日が差してくる。三峰山、かみふらの岳と軽快に歩いた。途中キタキツネが人に驚く様子もなく こちらをじっと見つめていた。D尾根を下り、300段階段の手前まで来ると先客が休憩中。旭岳からトムラウシ 縦走中雷に遭ったことや300段階段は300段以上あるとか聞きたくない情報ばかり聞くことに。もっとも下山 の300段階段は思ったよりきつくなく階段と普通の道が交互に続いているどこにでもある山道だった。
上ホロ分岐まで順調にたどり着き、昼食タイム。ここからは一時間足らずで登山口へ戻れた。往路組はすでに到着 、身支度も完了していた。合羽、靴を脱ぎ、軽くなって午後2時10分出発。行先は旭岳青少年野営場です。
上富良野駅近くのFUJIスーパーで今宵の食材とアルコールを調達し、237号線沿いにセブルの丘のラベンダー 畑を左手に眺め、美瑛町外れから東に天人峡方面に車を走らせ、野営場到着午後4時30分。途中明日の車乗り捨て 場所を確認。
3日目はテント泊。皆でテントを張る。小雨の中首尾よく張れるが虫に悩まされる。 中年女子は徒歩3分の東白樺山荘温泉で汗を流す。戻ってくると、中年男子が夕食と翌朝食の準備をすでに完了して いる。なんとありがたいことか!中華丼と地元のトマト、キュウリなど。どれも美味しいです。もちろんビールも。 早めに就寝。あすは晴れますようにと祈りながら。
コースタイム
登山口4:30~上ホロ分岐5:40~富良野岳分岐7:30~8:30富良野岳8:50~富良野岳分岐9:30~三峰山10:35~
上ホロカメトック山11:30~D尾根~300段階段~上ホロ分岐12:40(昼食)~下山13:50
富良野岳登山のルート地図です
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朝から快晴です。3時半過ぎに誰となく起きだし、テントを撤収して、5時30分出発。今日は層雲峡まで縦走しな ければならないので好天になって本当によかった。
6時始発のロープウエイで姿見まで行く。まだ雪が残っている姿見の池に朝日が眩しく光っているさまを振り向き ながら高度を上げて進む。左に噴煙を上げている地獄谷を通過すると右手にはチングルマの群生が広がる。途中で 一休みし、急な登りの火山灰・火山礫の道を我慢強く歩きとおすと旭岳到着。ここからは360度の眺望がある。王冠の ような形のトムラウシ山も確認できた。
間宮岳への下り道はすぐに広い雪渓が広がり、そこを歩くのは最高に楽しい気分にさせてくれた。後ろを振り返 ると下ってきた山が残雪と砂礫のこげ茶、緑のまだら模様で思わずシャッターを押したくなる景色だ。ここから先は もう高山植物のオンパレード。皆にわかカメラマンになって、なかなか先に進まない。キバナシャクナゲ、イワウメ 、エゾコザクラ、ミネズオウ、チングルマ、名前のわからない花も多々ある。
旭岳から1時間と少し歩くと間宮岳到着。この間宮岳は江戸後期の探検家、間宮林蔵にちなんでつけられた名前だ そうだ。大雪山系の山の名前は北海道に何らかの形で貢献した人の名前(桂月、小泉、松田、永山、新井)が付けら れているそうだ。分岐を左に折れても写真を撮る手が止まらない状態で歩き続け中岳を通過し、今度は北鎮岳を目指す 。肩の分岐にザックをおいて空身でアタック。20分ほどで到着。集合写真にポーズをつけて撮る。ここからは雌阿寒 岳も見ることができたようだ。北海岳や白雲岳、これから登る黒岳も見えます。
コマクサも多く見ることができる雲ノ平を一時間余りかけて通過すると黒岳石室に到着。流石ここまで歩くと疲れ も出てきます。長めの休憩をとって最後の黒岳に向かう。ゴロゴロ石の道を歩く途中で2つのテレビ局の撮影隊に出遭 う。黒岳頂上は雲に覆われてしまった。記念撮影を終わると下山だ。
ここから5合目のリフト乗り場の道のりの長かったこと。最初はウコンウツギや、ミヤマキンポウゲ、カラマツ ソウ、チシマノキンバイソウ、ハクサンボウフウ、ハクサンチドリなどが斜面に咲き乱れて感嘆していた。が 、それも終わると時間にすると1時間余りだったと思うが、足場の悪い急坂が嫌というほど長く続く感じられた 。全員が無事に歩きとおしたことに驚きます。
リフトとロープウェイを乗り継いで層雲峡へ午後4時40分到着。ここから今宵の宿銀河までは徒歩ですぐでした。 レンタカーもすでに到着していました。30年ほど前に来たことがあったが、今は洒落た建物が立ち並びすっかりと 様子が変わっているのには驚きました。
宿の人は親切で、濡れたテントを干すことをすすめてくれた。 食事も一通りのものがでて美味しかった。北海道名物のラワンブキもありました。持ち込み自由なのでビールに ワイン、日本酒とのみました。明日は雌阿寒岳の予定です。
コースタイム
姿見登山口6:20~姿見の池6:40~地獄谷途中7:30~9合目8:25~旭岳8:55~雪渓下り終える9:35~間宮岳10:45~
中岳11:35~北鎮岳肩の分岐11:55~12:25北鎮岳12:50~14:15黒岳石室14:40~黒岳15:00~7合目リフト乗り場16:15
~五合目ロープウェイ~層雲峡16:40
大雪山登山のルート地図です
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3時半過ぎ、テントを取り込もうと玄関に出るとすでに中年男子が片づけてくれていた。5時朝食。朝食時に今日 の日程についてミーティングをした。予定では雌阿寒岳登頂日でしたが、3日連続歩いて疲れているので今日は休養日 にすることにした。また翌早朝の出発にしたいのでテント泊から民宿に変更した。Oさんが風邪気味のため、また 目的の山、大雪山を登頂できたので一足先に帰宅することになった。 6時出発、上川雲層ICから愛別IC,国道140で旭川空港へ、Oさんを見送り、Mさんも微熱があったので空港近く の病院に連れて行った。こんなとき、スマホがとても重宝だと思った。旭川まで来たので旭山動物園に行くことにした 。一度行ってみたかったところ、こんな形で実現するとは・・・めぐり合わせってわからないものです。 9時40分に入園し、シロクマ、チンパンジー、ペンギンなどを蒸し暑い中2時間ほど楽しんだ。昼食は旭川ラーメン にした。11時45分、くさびというお店に到着。これもスマホで調べた。食べ終わると皆汗びっしょり。北海道って もっと涼しいところだと思ったが、まるで梅雨の中休みみたいな高湿度の本州みたいです。層雲峡まで戻ったのが 、午後1時30分、午後2時過ぎ三国峠を越え、阿寒湖畔の民宿桐に到着したのは5時近くになっていた。今日も長距離 を頑張って走ってくれました。 夕食はコンビニで調達。観光地だけあってなんでもそろっています。アジア系の外国人が多いのに驚いた。午後6時30分 、ビールで乾杯、昨日の男山、新しいお酒ジャガイモ焼酎も出てきた。午後8時前に就寝。今日は予定を大幅に変更し 、一日があっという間に過ぎた。
4時起床。5時前に宿を出た。今日のトムラウシまでの移動距離を考えると、予定していたオンネトー周回コース は無理と判断し、雌阿寒温泉コースを往復することにした。登山口までは車でわずかな距離だ。
5時45分出発。歩き始めから風が全くなく蒸し暑い。針葉樹林からハイマツ帯と様子が変化する。5合目まで来ると 巨大な岩が目立つようになり、更にハイマツ帯を抜けていくと風が真面に吹き付ける。砂礫の道にはメアカンフスマ やメアカンキンバイなどが風にも負けずに地面にしっかりと咲き誇っている。
9合目までくると火口が見渡せる。茶色の水たまりのようなものが2つあったが、これが赤池、青池だったらしい。 背にはオンネトーの湖が小さく見える。斜め右正面には柔らかい曲線の阿寒富士が手に取るように見える。斜め左側 には阿寒湖とその後ろに雄阿寒岳の堂々とした姿もはっきりとみえる。手前には、登ってくる途中ずっと見えていた のが雄阿寒岳と思っていたがそれはフップシ岳だった。とにかく天気がよいから最高だ。頂上は今日も360度のパノラ マだ。記念撮影していると、Tさんの知り合いの山岳会の人と遭遇。世間は狭い。往路を下山する。早朝の出発だっ たこともあり、これから登ってくる人とのすれ違いが多くなる。外国人も結構います。慎重に足を運んでいるが転び やすくなっている。前方から1アウト、2アウトと悲鳴とともに大きな声が聞こえてくる。ちょっと転んだらしいが、 表現力は素晴らしい!とともに頼もしさが伝わってくる。
下山近くで環境省のレンジャーが登ってきた。登山シーズンでパトロール中らしい。サンダルで登っている人がい たと伝えると、ご通報ありがとうございます!となかなかそつがない受け答えだった。2合目で最後の休憩をとった。 11時前に下山できた。
車でオンネトーにまわり、老夫婦だけでやっている茶屋で昼食にした。コロッケ定食と笹餃子、うどん、ラワンブ キの味噌汁、マリネ、胡麻和え、塩麹炒めなどラワンブキのフルコースを楽しんだ。ラワンふきは"螺湾"という地名 からきているようだ。 昼食後東大雪山系トムラウシに向かった。国道241号線で途中足寄町に立ち寄る。松山千春が住んでいるところだ。 ポスター、銅像、・・・さすが有名人。
更に糠平から鹿追町に入り十勝川の上流沿いに向かって走り、十勝ダムまでやってきた。ここからあと一息だが、 道がだんだん狭くなりドライバーは大変です。左斜め前方にトムラウシらしき残雪のある山が現れた。明日はあれを 登るのだ!どうか晴れてほしい。オンネトーを12時30分に出発して4時間余り、トムラウシにやっと到着した。走る 、走る、走る、いや走らせたのはドライバーだ。本当にお疲れさまです。テント泊の予定だったが、ここも明日の 長丁場を考慮して国民宿舎東大雪荘に宿泊とした。温泉に入り汗を流し、やっぱり生ビールを飲んじゃいます。明日 は3時起床の4時出発。テント装備も万全です。
コースタイム
温泉登山口5:45~3合目6:30~5合目7:15~8合目8:05~8:25雌阿寒岳8:55~5合目9:45~1合目10:40~登山口10:55
雌阿寒岳登山のルート地図です
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3時起床。テレビのスイッチをつける。天気予報を見ると、北海道は西から東に発達した梅雨前線が帯状に走って いる。大雨警報が出ている。2,3時間したら前線は移動するだろうが、出発が遅くなるし、道も悪路に違いない。また 皆で、ミーティングをする。いろいろな案が出る。一番みんなに負荷の少ないかつ百名山も登れる案に決まった。今日 は後方羊蹄山近くのキャンプ場に移動することにした。お天気も東から回復するので好天が期待できそうだ。
朝食の時間まで仮眠する。6時30分昨夜もらったおにぎり弁当と一緒にバイキングの朝食を摂り、荷物を積み込み 8時に出発。狩勝峠まで来ると青空がでて天気が急速に回復した。トムラウシに未練たっぷり。でもケルンは安全登山 がモットーです。これでいいのだ。この辺は新得町といい、お蕎麦の産地です。牧場もあります。北海道のちょうど ど真ん中に位置するそうです。
南富良野町ホクレンでガソリンを入れ、トマムICから虻田洞爺湖ICまで3時間余り高速を走らせる。途中どこ かでアイスクリームを食べたが名前が思い出せない。そのあと美沢PAで各自の行動食でランチタイム。JR洞爺駅 は内浦湾の海岸線にあり、本当に小さな町だ。町の本屋さんには昭文社の山地図がおいてなかった。コープに立ち寄 り買い物。国道230号でルスツ村を通り抜け、真狩村から倶知安町まで向かう。すぐ着きそうでいてなかなかつかない。 コンビニに寄ったり、役場に寄ったり、湧水で作った豆腐へ寄ったりしていると肝心のビールを買い忘れた。倶知安 町にある洞爺支笏国立公園は野営場が無料で利用できた。
ここのテント場にも虫がたくさんいた。テントはほかにも3張位あった。単独外国人もいた。テントを張り、夕食 の準備。8名分のパスタは見事ゆで過ぎになってしまった。ジャガイモやアボガドのディップ、豆腐は美味しかったが ビールがなかったので夕食は盛り上がらなかった。明日に向けて早々に就寝した。このころからほとんどのメンバー が風邪なのか咳込むようになってしまった。今日も日程を立て直し大変だったが、無事1日を終えた。夜空には星がた くさん瞬いている。
2時半過ぎトイレに行ったついでに起床した。皆も起きだした。お湯を沸かしテルモスに入れなおす。念のため、 荷物は全部車に移動した。ここは管理人が常駐していないからだ。4時前ヘッドランプを着け出発。ここからのコース は比羅夫(倶知安)といい一番登りやすい安全なコースだ。ここのほかに南側の真狩コース、東側の京極コースが主 なルートだ。初めから結構な急との細い道が続く。昨日の大雨でぬれているので滑りやすくなっている。1合目から始 まり、2,3,4,5,6合目と登っていく。振り返ると雲の帯がかかった倶知安の町が遠くに見える。色紙を張り合わせたよ うな畑もいい。ニセコアンヌプリもだんだん大きく見えてくる。水色のガクアジサイ、オククルマバムグラ、黄色い ニガナ、オトギリソウ、オニシモツケなど際立つ花ではないが道中花が途切れることはない。1つ置きに休憩をとった 。やっと6合目に7時過ぎ通過。ここから2時間余り歩き稜線に出る。
青空が見えてくる。日向は日差しが強い。薄紫のエゾフウロがたくさん咲いている。マルバシモツケ、キリンソウ ? イワブクロ、キキョウ、オンタデなど青空の下で誇らしげに咲いている。岩場のある稜線を時計回りに半周ほど すると頂上に着く。途中に大きなケルンがあったり、三角点の柱があったりして、どこが頂上なのかわからなかった がやっとたどり着いた。御鉢のくぼみはほとんど緑色の草で覆われていた。ここは今まで登ってきた百名山とは違い、 現在は活動していない火山のようです。記念撮影をして同じ道を引き返す。稜線分岐で一休み。青空に白い雲。緑の 稜線。昼寝をしたくなるようなロケーションでした。
下山は暑さに苦しんだ。風がなく高湿度のなか、日差しも強く、飲み水がどんどんなくなっていった。分け合って 都合した。午後3時前にやっと到着した。なんと11時間近く歩いたことになる。熱中症らしい老夫婦の登山者があとか ら下山して、我々に塩を求めた。大丈夫だったのだろうか?下山後は温泉に車を走らせた。地元の登山者からニセコ に行けば温泉はたくさんあると聞いていた。プリンスホテルの温泉に入った。帰りにコンビニでビールとつまみを買 った。
さっぱりしたところで日陰にシートを敷いてビールで乾杯!言うまでもなく最高に美味しい。最後の自炊はレト ルトカレーライス。これまた最高!また1日が終わった。
コースタイム
登山口3:55~2合目4:45~4合目5:30~6合目6:15~7合目7:15~8合目8:15~最高標高点(1898m)8:25~稜線分岐9:15~
7合目12:00~5合目12:50~3合目13:35~登山口14:45
羊蹄山登山のルート地図です
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今朝はゆっくり寝ているつもりだったが、4時過ぎに起きた。4人が半月湖畔まで散歩に行った。特に目に留まるよ うな景色もなかったが、湖の水は生暖かかった。湧水でポコポコあちこちに波紋が広がっていた。大きなアメンボも 泳いでいた。1時間位の散歩だった。お湯を沸かして各自朝食にした。しばらくしてテントを撤収した。
今日は最後の山、二百名山ニセコアンヌプリに登ります。ゴンドラは9時半が始発だった。1時間近く待った。4人 乗りのゴンドラで上ると昨日登った後方羊蹄山がよく見えた。羊蹄山はここから眺めるとまさに蝦夷富士だった。登 るより眺める山です。
今日も天気がいい。ゴロゴロ石交じりの笹の急とをひたすら登っていくこと1時間余り。遮るものが何もないので 直射日光をもろに浴びることに。登ってくる登山者も、家族づれ、ご夫婦、単独といくらかいました。頂上に着くと あたりはあっという間に雲で真っ白に、今まで見えていた羊蹄山は雲の中に消えていた。頂上には観測所跡碑が立っ ていた。第二次世界大戦時のゼロ戦の氷着実験観測所となっていたらしい。汗だくの体をしばらく休ませて下山する と12時過ぎていた
昼食は真狩村にある小川屋にした。入ってみるとハーブで育てた豚肉が売りのようです。真狩村にはユリの園地が たくさんあり、民家の庭には必ずユリの花が咲いていました。これは食用ユリだそうです。新しいことにチャレンジ して、町の繁栄に努力している様子が伺えました。豚丼、カツ丼、ざるそばとそれぞれ好きなものを食べた。 そのあと真狩村出身の歌手 細川たかしが熱唱している銅像を見学しました。銅像はヒット曲も聞くことができました。 目と鼻の先に真狩川が流れていてオショロコマが生息しているそうです。それはとてもとてもきれいなところでした。
コースタイム
ゴンドラ上9:40~ニセコアンヌプリ10:40~ゴンドラ上11:50
ニセコアンヌプリ登山のルート地図です
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