釈迦が岳 2016年4月11日

メンバー:田中・村松(千)・野澤・大石・小島・高橋・黒川・谷井・須藤

コースタイム

花鳥山展望台7:35~すずらんの群生地8:15~8:55府駒山~9:25釈迦が岳~11:10神座山11:45~12:10トビス峠~ 12:50大栃山~15:45花鳥山展望台

今回歩いたルート地図です

桜の開花宣言が一気に北上していく中、桜もいいけど桃の花の一面に広がる所に行きたいと思い、 登山と組み合わせてみた。思いの外9人も集まり賑やかな登山となった。

1週間前の予定が雨で延期になって再度トライ。しかしながらこの日も朝から空がどんよりと曇っていたが車が目的地に 近づくにつれてだんだんと青空に変わる。御坂インターを降りて満開の桃畑と菜の花畑の中を走らせリニアの線路の下を くぐった瞬間今日はいい日になりそうな予感がした。花鳥山展望台に着くとそこで待っていたジャンボタクシーに乗り換える。 鳥坂トンネルを抜け、上芦川農産物直売所を過ぎスズランの群生地の駐車場で降ろしてもらう。

8:15出発。最短で釈迦が岳に登ることが出来るコースだ。終盤の大栃山からの下りが長いので帰宅時間の延長と体力 消耗を極力避けたいからだ。程なく尾根に着き45分で最初の山、府駒山に到着。展望はあまりないがこの尾根は明るく気持 ちが良い。三つ峠山、黒岳から破風山、節刀ヶ岳に伸びる尾根が芽吹き前の木々の間から見えるようなる。その後ろに白い 富士山だ。山に登って見る富士山は平地から見るのと違って心が洗われるような気分にさせてくれる。美しい。

登山口から1時間15分で釈迦ヶ岳に到着。帽子をかぶったお地蔵さんが2体仲良く並んで出迎えてくれた。南アルプスや 八ケ岳、茅ヶ岳、太刀岡山、金峰山、大菩薩嶺、十二ヶ岳、方面と展望がすこぶる良い。方位版で確認し、しばし景色を 堪能する。あまり広いとは言えない頂上だが私たちだけで悠々独占できた。束の間の休憩の後、急な岩場を下る。ロープを 頼りに景色を垣間見ながら降りるのはスリリングだけれど楽しい。アップダウンを繰り返しながら神座山に到着。檜峰神社 から上がって釈迦ヶ岳方面に向かう人たちが3~4人ばかり休憩していた。ピラミッド形の端正な釈迦ヶ岳を写真に収め昼食 を取ったあと一気にトビス峠に下る。そこから大栃山までは小一時間足らず、下りで楽をした分、登り返すとなると慣れる まで辛い。ほとんどの登山者はその大栃山までの往復だが我々はその先がある。

大栃山に着いたのが13時少し前。南アルプス方面から目を右に向けると遠くに濃いピンク色に染まった平野が見える。 あそこまで長い下りを2時間以上かけて花鳥山展望台まで行かなければ桃の花見にならない。あまり歩かれていない尾根を 外さないように慎重に下るが、途中でとぐろを巻いたマムシに遭遇。「キャー!青大将だ。」余力十分の元気な悲鳴。 「どれどれ?違うでしょう。気を付けて!」マムシは元気がなかった。寒い日でよかった。2時間以上も下り続けるとつま 先が痛み出してくる。皆同じであろう。危険な場所はないが、登山道はやせ尾根もあり荒れたところもありだった。先頭が 頑張って皆を導いてくれたおかげで、体力を消耗しないで済んだ。笹竹のトンネルをくぐって鹿柵のゲートを開けて出る。

いきなり広がる一面の桃畑。歓声をあげる。そこはリニアの見える桃源郷だった。菜の花の黄色も目にまぶしく、感激。 「頑張ったごほうびだね。」すぐそこに花鳥山公園の一本杉が見える。今回は時期と天気に恵まれたこと、林道歩きがほと んどなかったこと、帰りに江戸屋のゴマ豆腐を買えたということがよかった。美味しかった。

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