竜が岳 2016年2月6日
メンバー:田中・小島・村松(光)
今日の天気予報は曇り時々晴れ、3人とも初めから天気は期待せずトレーニングのつもりで出発。竜ヶ岳登山者用駐車場に予定時間より1時間早く着いた。キャンプ場の中を通り抜けて登りになると早速アイゼンを装着。ベンチを過ぎ樹林帯の中を1時間半ばかり登って行くと笹原に代わる。南側斜面から下界の眺めは良いが富士山は痕跡程度にしか見えない。ひたすら真っ白な登山道を歩く。凍り付いた倒木の枝を掃いながらくぐり抜けると玉すだれを揺らしたような音がして懐かしい。
東屋まで来ると富士山がお慰め程度に顔だけを覗かせてくれた。それでも期待無しでいた私にとってはうれしい。思わず手をあわせてしまう。その東屋を過ぎるとだんだんと日差しが出てまぶしささえ感じるようになった。気持ちが天に通じたようだ。雨氷でキラキラと輝いた木の枝はこの上なく美しい。富士山は水平に伸びた帯状の雲の上にぽっかり浮かんでいる。何とも不思議な景色だ。
雲が多いながらも王岳、鬼が岳から十二が岳の稜線が見え、西湖と樹海と足和田山も見える。そして気が付くといつの間にか青空に。
北面分岐の所で本栖湖を見下ろし、道はそこからなだらかなになる。向かう先の登山道の上から大きな毛無山の頭が堂々と現れてきた。もうそろそろだ。間もなく竜ヶ岳頂上に到着。素晴らしい眺望!真っ白な南アルプスも富士山に次いで美しい。雲で隠れて見られない山もあったが満足だ。真っ白な広々とした頂上には我々を含めて10人くらい。時計は11時半を回っていた。昼食には丁度良い時間だ。帰りはソリを持ってきたので、試してみよう。
いい年をしてソリで滑って骨折なんてことになったら笑われるどころか、大目玉食らいそうなので慎重だ。でも楽しい。
日帰り登山としては、それほど体力も使わず短時間で登れることが出来、富士山ばかりでなく、頂上からの眺望も素晴らしく、遊ぶこともできて良い山でした。
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コースタイム
竜ヶ岳登山口8:25〜東屋10:10〜北面分岐11:15〜11:30竜ヶ岳12:00〜本栖湖畔13:20〜13:45竜ヶ岳登山口
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